かんながら

砺波洋子
メッセージ

3月も中旬に差し掛かり、まだ寒い日が多ですが春の顔もちょっとずつ見え隠れするようになりました。ところで皆様、「随神」という言葉をご存知でしょうか。読み方は「かんながら」。

分かりやすくお伝えすると「自然の摂理にしたがって無理なく生きる」という意味なんです。また「人と比べるとなく、影響うけなく生きる」という解釈もできます。これは、私が奈良県の「丹生川上神社・下社」の宮司さんから聞いた言葉なんです。凄くシンプルな意味合いなんですがこれこそ今の時代に必須な要素ではないかと感じます。

働き方の仕組みが大きく変化

そのような背景にはここ最近「プレミアムフライデー」や「残業時間の制限」について働き方の仕組みが大きく変わりつつあるとうことがあります。ひとつ申し上げると「プレミアムフライデー」を実施してもらえるかどうかは労働者を雇っている企業次第ですし、残業時間にライン引きしたとしても仕事量が変わるわけではありませんから他の日にしわ寄せがあるだけです。

そのような時間に制限を設けたとしても、業種によってもまちまちですし日本人独特のリズム感というものも崩れてしまう事も考えられますよね。これはある意味で「目の前の事だけに対しての即効性」を求めているように感じます。元々日本人の特性に合う「リズム」というものがありますから、欧米国のような感性に突然切り替えようとしても自然ではありません。今回の制度がいかに従業員の「肉体と精神」に馴染む仕組みかを考えなくてはいけません。

自然に無理なく生きる「かんながら」

そこでちょっと頭の片隅に置いておいて頂きたいのが冒頭でお伝えした「かんながら」という言葉なんです。

世間の流れはルールを定めたりとがんじがらめかもしれません。しかし考え方によってはそれをプラスにもっていくこともしかり。このような時代背景だからこそ感性と洞察力を働かせ「最も自然な自分らしさとは」という問いかけに向き合う時間を作ることが大切なんです。

皆様は「自然の摂理にしたがって無理なく生きる」ことが少しでも出来ていますか?ちょっと意識して、それに向かって行動するだけでも違った景色が見えるはずです。