行きすぎた利益至上主義

砺波洋子
メッセージ

週は各地域でかつてないほどの寒波に見舞われ、交通の便やライフラインに多大なる影響がでました。やはり自然は驚異にもなりうることを改めて感じさせる出来事でした。

さて、1月15日に悲劇的なニュースが全国に駆け巡りましたね。そう、15人が亡くなった軽井沢スキーバス転落事故の事です。これはバス事故として過去30年で最多の死者が出る事故となり、未来ある若者が帰らぬ人となってしまいました。このような事故の背景には、会社の利益に重きを置いた「行き過ぎた利益至上主義」が大いに影響があったと思います。スキーツアーの低価格設定は運転手の限界労働によって支えられ、利益を追求するあまり本来の業務・そして現場を支えたスタッフに支障をきたしてしまった事が公になりました。

企業本来の軸を消費者へ提供する

最近、特に企業で不正をし消費者を欺く行為が明るみに出ている状況が多発しておりますね。もう皆様もお気づきかと思いますが、これまで売れていたものの軸が大きく変わっております。目の前の利益を優先するあまり本来の軸(理念)や本質を忘れてしまっている企業は消費者からNOを突きつけられるでしょう。今、企業は改めて本質を見直し、そして改善をしないといけない時期に差し掛かっております。特に去年から今年にかけて、企業は時代の背景(消費者の嗜好)に少しづつあわせなければいけない時期になっております。

相手の立場を考えた経営が大切な時代になる

では企業の本質とは具体的にはいったい何なのかそれは、とてもシンプルな事です。
「相手の立場を考える」
このような時代だからこそ、皆様に「何をして差し上げるか」という事を考えないといけません。伝統的に本来の日本人は還元する事で、その見返りとして利益を生んでおりました。しかし今の時代のように、最初から利益を優先してしまう風習に限界が来ております。これからは、時代背景的にお客様が精神的に満足する受け入れ方がを企業が模索する事が必須です。すぐに利益を出す事を抑え、本来の企業の軸を大事にしていく事が、お客様に選ばれる企業になっていくでしょう。

見えるものと、見えないものとのバランス

これからの企業は「目に見えるバランス(利益・業績)」、そして「見えないもののバランス」が非常に重要になって参ります。消費者の精神満足度を上げる事により、感動させる事が企業の繁栄に繋がるでしょう。お客様は人ですから当然、感ずるものを必ず持っているんです。

人を惹き付けるものの在り方が大きく切り替わっていく。当たり前の事ですが、当たり前の事を継続している企業こそがこれからの時代、受け入れられるんではないでしょうか。