価格に見合うサービスがきちんと提供されているのか厳しく問われる時代

砺波洋子
メッセージ

年度に入り、消費税率が5%から8%に上がり、みなさんもそろそろその数字に慣れてきたころではないでしょうか。今年度の消費税率につきましては、かねてより周知されていたこともあり、大きな混乱も起こらないまま推移しています。

日常の次元を上げようとする意識が人々の中に働く

いま日本は穏やかな背景の中におり、国民には精神的なゆとりがあります。このため増税を決断した政府への反感や反発は、大きなうねりになりません。その上で認識して頂きたいのは、その価格に見合うサービスがきちんと提供されているのか、厳しく問われる時代になるということ。品質のよいものには相応の対価を支払い、そうでないものは手に取らない。そうした成熟した考え方が今後の主流になります。日常の次元を上げようとする意識が人々の中に働くのです。

自分の目でしっかり確かめる

これは民間の事業だけでなく、行政によるサービスに対しても当てはまります。税収が増えた分、社会福祉のサービスは向上したのか、あるいは教育をより充実させる施策は実行されているのか。消費者である私たち自身が、自分の目でしっかり確かめる必要があります。そうしないと社会に不公平感が広がってしまい、不穏な空気が漂うようになります。人々の気持ちにゆとりがある今こそ、行政にはサービスの質の向上を求めるべきだと私は思います。