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生活空間のうるおい

東京は梅雨が明けました。猛暑日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか? 事務所においでになった方々が、「砺波先生の事務所には、花々が多く活けてありますね」「熱帯魚を飼っていらっしゃるのですか。きれいでかわいいですね」と、気づかれたり、驚かれたりします。「生活空間の潤い」ということを私はいつも念頭に置いています。

事務所においでになった方々が蔵書の多さにも驚かれますが、もしお花や観賞魚たちが存在していなかったら、単なる書庫と化してしまいます。「本の置き場」でなく「人と人とのやり取りの場」である以上、そこには、うるおいを感じさせるものが必要だと私は思います。また、それらが季節を感じさせる一助となるものであればなおさらいうことはありません。

お若い方々で、実家から出てきて、ひとり暮らしをされている方がいらっしゃると思いますが、その部屋が「寝に帰るだけの部屋」になってしまっていませんか?たとえ実際に「寝に帰るだけの」毎日だとしても、帰宅してから就寝するまでの時間、起床してから仕事に出かけるだけの時間、お休みの日の一日、を少しだけでもうるおわせるひと工夫が大切だと思います。

いまでしたら、事務所にはこんな多数の草花を活けていただいています。カラー、バンダ、ダリア、ナデシコ、アゲラタン、アガパンサス、マトリカリア、エレンジューム、ルリタマアザミ、アンスリューム、カンパニューマ、ブルーベリー、デンファレ、ジャスミン、エキナセア、テッセン、ミスカンサス、スカビオサなどなど。ぜひ季節の草花を愛でにいらしてくださいませ。